ダニエルはいつも、心にうかぶままに絵をかいていました。 おどるコウノトリ、おしゃれをしたキツネ……、 空想のつばさをひろげると、 ふしぎな絵がつぎつぎに生まれてきました。 ところがダニエルのおとうさんには、 その絵がぜんぜん理解できなかったのです。
相手をおもいやり、受け入れること。 自分らしい創造の世界を 大切にすること。 そんな気持ちがえがかれた、 ちいさな家族の物語。
見たものをそのまま描けずに、想像をふくらませてイメージの世界を描いてしまう女の子。
その子が描く絵がおもしろくて、子どもは見比べて喜んでいました。でも本当に、こんな風に世の中が見えているのだとしたら、なんだか楽しそう。
それではダメだという人もいれば、その才能を生かせることもある。
自分で自分の道を切り開いていくたくましさが素敵でした。 (みっとーさん 30代・ママ 男の子8歳、女の子7歳)
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