みんなで遊んでいる公園にやってきたのは・・・?
「つられたら たべちゃうぞ〜 つられたら たべちゃうぞ〜」
大きな口にぎろりとひかる目。つられたらたべちゃうぞおばけです。
おばけは「ほーら、つられたら〜 たべちゃうぞ〜」と言いながら、大きな大きなあくびをします。
ふわ〜あ〜 あ〜あ〜
それはそれは大きなあくび。口の中まで吸い込まれそうです。
ついつられてあくびをしそうになっていると・・・絵本の中でもぶんちゃんがつい「ふわぁぁ」。
あ、つられてあくびしちゃった。そのとたん、つられたらたべちゃうぞおばけはぶんちゃんをひとのみにしてしまいました!!そんなぁ、ぶんちゃんがたべられちゃったよ。
でも、大丈夫。これは遊びです。
げろ〜んと口をあけて、ぶんちゃんが戻ってきました。
さあ、みんなでつられたらたべちゃうぞ遊びのスタートです。
ちょっとこわいけど、だんだん楽しくなってきましたよ。
「つられたら たべちゃうぞ〜」「ばく〜ん」
すっかりみんなが夢中になってきた頃、そろそろ帰る時間がやってきて・・・。
最初はこわかったおばけも、一緒に遊んでいるうちに何だかとても愛らしく見えてきます。遊びだって、ちょっと緊張感があるくらいの方が盛り上がったりしてね。子どもたちの遊びの楽しみ方がよく伝わってくるお話です。色んな表情を見せてくれる六大さんが描き出す子どもたちも魅力的!
読み終わったら、親子で絶対にまねしてみたくなるはずです。
「つられたら〜たべちゃうぞ〜」
(磯崎園子 絵本ナビ編集長)
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