雨が降った次の日、畑から人が生えてきました。人が畑を耕し、種をまくと、芽が出て、ウサギが、そしてヒツジが、ニワトリが生えてきました。どんどん仲間がふえて、みんなで畑を耕しました。ある日大雨が降り、人も動物たちもとけていなくなってしまいました。次の日、また畑から人が生えてきます。こんどは3人……。粘土の造形物を写真にとって構成した絵本です。(こどものとも546号)
こどものとも546号(2001年)なのですが、3年くらい前に幼稚園で頂きました。
コンピュータグラフィックとクレイアートを融合した作品です。
「ある日、畑に雨がふりました。次の日、畑から人が生えてきました。」
ええっ?と驚くような出だしで、私も息子も目が点!
しかも生えてきたのが土偶のようでちょっと不気味・・。
次々にいろいろな物が生えてくるのですが、大雨で溶けてしまいます。
でも、翌日・・。
あまりの発想の奇抜さにあっけにとられましたが、
読み終えてから顔を見合わせて大笑い!
思わず「もう一度!」と初めから読み返してしまうほど後をひきます。
人は土からできて土に帰るという意味なのかなぁ。
大笑いのかげにも大きなテーマがあるような気がします。
(ポポロさん 30代・ママ 男の子7歳)
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