
デューおばあさんは100才。昔、おじいさんにプレゼントされた箱を大切にしています。黒人一家の愛と歴史を描く心に迫る一冊。

100歳になるおばあさんが大切にしているのは、おじいさんからプレゼントされた箱でした。
古くてもみすぼらしくなっても、宝物のような箱でした。
その中には、年の数だけの1セント銅貨が入っていて、一枚一枚がおばあさんの生きてきた年を語ってくれます。
年老いて、子どもたちの下で暮らすようになり、(もっと深い経緯があるようですが)、おばあさんにはその木箱だけが生きる糧のようです。
老いとそれを見つめる目、心のふれあいが現実感を持って押し寄せてきました。 (ヒラP21さん 70代以上・その他の方 )
|