目の前に、背の高い豪華ないちごパフェがあるのを想像してください。
パフェグラスにはスポンジやいろんな色のアイスクリーム、チョコレート、生クリームに、たっぷりのイチゴ。積み重なった甘ーい地層をうっとり眺めてから、まず向かうのは冷たいアイスの層?それとも生クリームにつかったいちごの層?・・・うーん、考えるだけで幸せ!
そんな方におすすめなのがこの絵本。
だって、パフェのスイーツの層をエレベーターで移動しちゃうんですから!
「いちごパフェエレベーターに ようこそ。」
お出迎えをしてくれるのは、パティシエのパフェスキーヌさん。
エレベーターに乗り込むのは、カステラさん、バナナさん、バニラアイスさん、いちごさん、チョコさん、グミさん、マシュマロさんです。
「おきゃくさまに ぴったりの フロアまで ごあんない いたします。」
いったいどんなフロアが待っているのかな?
2階は、とってもいいにおいのスポンジ工場。スポンジケーキたちが楽しそうに粉をこねたり、釜からホカホカ湯気のケーキを取り出したり。カステラさんはここで降ります。
5階は、アイスのゆきやまです。色とりどりのアイスたちがスキーをしたり、雪だるまを作ったり。
バニラアイスさんはこの階でぬるぬると降りていきました。
各階でエレベーターのドアが開くたびに、楽しい景色が広がります。パフェの中にこんなにワクワクする世界が待っていたなんて。
最後のいちごさんが最上階の素敵な場所まで上ったら、パフェスキーヌさん特製、スペシャルいちごパフェの出来上がり!そびえ立つ、迫力のいちごパフェ。必見です。
ユーモアたっぷり可愛さいっぱい、そして「美味しそう」が山盛り!の一冊です。
ダイエット中の人は要注意。読み終わると絶対にパフェが食べたくなっちゃいますからね。
(掛川晶子 絵本ナビ編集部)
続きを読む