いじめにあった緑色のうさぎが、自らの悲惨な境遇や大切な人の死を乗り越えて生きていく姿を美しく描く、こころ温まる物語!
小説家の道尾秀介さんが17歳の時に書いた作品と知って、これは短編小説の絵本版なのだと思いました。
一匹だけ緑色のうさぎは、マイノリティに違いありません。他のうさぎから受け入れてもらえず、やっと仲間にしてもらったのに、予想もしない展開が待っていました。
ひとりだけになったうさぎの独白がとても深いです。
道尾さん自身の絵を見てみたいような気がしましたが、半崎信朗さんの絵が、さらに作品を昇華させているのでしょうか。 (ヒラP21さん 60代・その他の方 )
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