ある日、のはらの真ん中でにひきのぶたさんが大ゲンカ。
「よくも いったな、ぶー!」
「なんだよ そっちだって、ぶひー!」
これは、大変。みんなも心配そうに見ています。
おいもくんが仲裁に入ろうとしても、はじきとばされてしまいます。
「うるさい、ぶー!」
その時!
「しゅ〜〜」
へんな音が聞こえたかと思ったら・・・
「じゃじゃーん! わしは ほしいもマンじゃあ!」
なんと、登場したのは、しわしわのほしいもみたいなおじいちゃん。
大丈夫なの? ちゃんとケンカを解決してくれるの?
足をくじいたほしいもマン、よれよれしながらにひきのぶたさんの間にすわります。
「やれやれ、どっこいしょ。さて、おふたかた。けんかのわけを わしに きかせてはくれんかのう。」
「ほうほう、ほうほう」
このほしいもマン。強くはないけれど、なんだかとっても力強い。
あっという間にぶたさんたちは仲良しに。だてにしぼんでいるわけではないようです。
そして、驚くのはその正体。なんと、おいもくんが、ほしのバッジを胸につけて・・・!?
なんて新しいヒーローなのでしょう。
あきやまただしさんが、“ほしいも”を見ていたら思いついたのか、“おじいちゃん”を見ていてアイデアが浮かんできたのか。その誕生話もとっても気になる絵本の登場です!
(磯崎園子 絵本ナビ編集長)
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