トモコのおじいさんは、南の島で戦死しました。帰ってきたのはお骨ではなく、島の砂が入っている小箱だけでした。
タイトルの意味が心に響きました。
戦争に行って、戦死して、帰ってきた骨箱に入っていたのは砂。
どうしてお父さんの死を受け入れられるでしょう。
それだから半分を埋葬して、半分を手元に残しました。
すると、揺すって聞こえる砂の音が、お父さんの声に聞こえてくるのです。
戦争の中を懸命に生きてきた家族の姿と、生まれてきた命と、砂の音が共鳴しあうようなお話でした。 (ヒラP21さん 60代・その他の方 )
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