朝方の街で路上に置かれたゴミ袋をつつくカラス。 ガアガアと威嚇するかのように鳴き、ときには低空飛行で実際に人間を襲ったりもする。艶のある漆黒の羽、時々ピカッと反射して光る眼。その姿からは忌まわしい「死」をイメージさせる――そんなカラスなのですが、実際にはずいぶん違うようでして……
さすがに 落語家の三枝さんのはなしは、おもしろく、おちに納得しました。
わるさばかりして 村にいられなくなった吾一郎。お父さんの、吾助さんは、「バカな子ほどカワイイいうやないか」
心配しているけれど連絡がない!
ある日 近所の 息子が、交通事故で死んだ。
「人間のいのちというのは、わからんもんじゃなぁ」
カラスの世界でも、こんなことがあったんです。
カラスの、カーイチ郎もどってこんかなぁとおもて」
近所のカラスの、
カー吉の息子 カー太郎が死んだ。
親よりはよ死ぬより、「元気でいるほうが親孝行やで」
カラスたちは、こんな話をしていた。
人間て、智恵のある生き物やねんで、
そやけど、「人間どうしで、きずつけおうたりして、アホなやつらや」
ほんとに カラスに言われてしまったなあ〜
そうおもいました。
一方 あの 吾一郎は、どこに住んでいたか。
親に頼らず、美香と一緒に、お店を始めてがんばって生きていた。
お金貯めて、両親や、兄弟を 旅行につれてあげようと
がんばっていた。
「親に頼らず、自分たちで、がんばってきてよかったやない。」
「おれ、小さいとき カラスというあだ名やったんや!」
奥さんの美香さんもえらい、「カラスて、バイタリティーがあるねんで。 一生懸命生きているんや。
わたしらもがんばろう」
こんなに素直に生きている、吾一郎夫婦にも、感動します。
そして
おちの 「人もカラスも見かけだけで 判断しないようにしよう。」
なっとく なっとく
いい話やったなあーと、思いました。 (にぎりすしさん 50代・その他の方 )
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