てんてん つくつく てんがつく
てんつく サーカス やってきた。
楽しいリズムにのってやってきた賑やかなサーカス。
お客さんも大勢集まってきました。
だけど、「てんつくサーカス」って何なんでしょう。
それは始まってからのお楽しみ。
まずは、おさるの空中ブランコ。
「てんてん つくつく くうちゅうブランコ
てんてんついたら さる さる さる が・・・」
ページをめくると、
「ざる になって ビューン!」
「さる」に点々がついて「ざる」になっちゃった!
お次は、トラの火の輪くぐり。
「てんてん ついたら とら とら とらが・・・?」
「どら になって ジャーン!」
なるほど、このサーカスは見世物に濁点がついて、あっと驚く変身をしてしまうようです。
作者は、こうだてつひろさんと田中六大さん。リズミカルな文章と、思わずクスッと笑ってしまう愉快な絵で、ショーはどんどん続きます。こんな楽しいサーカスのクライマックスには、どんなことが待っているでしょう。
言葉と文字の勉強にもなってしまうこの絵本、なぞなぞのようにも楽しめて、大勢のお話会でも盛り上がりそうですね。
(掛川晶子 絵本ナビ編集部)
続きを読む