「げんざい、サカサムシちゅういほうがでています。
サカサムシにさされると、どこかがさかさまになります。
ごちゅういください」
ニュースでやっていた注意報。でもいったいサカサムシってなに?
そうとは知らず、街にいる人たちが次々にさされている様子。
ぴょーん!チクッ! ありゃ?
ぴょーん!チクッ!ありゃりゃりゃ!
なんだか変なことが起きています。色んなサカサマが発生しています。
動物園にもサカサムシ。
ぴょーん!チクッ! ありゃ、へんなパンダ!?
学校帰りのケンタもサカサムシにさされて・・・
「てい!」
え、なんて言ってるの?
様子のおかしいケンタにママも家族も心配します。
そこでお医者さんを呼びますが、さらに大変なことが!?
絵本の中のあっちにも、こっちにも「サカサムシ」がいっぱいで、どこもかしこもなんだかヘンテコ、ユーモアたっぷりの一冊です。細川貂々さんの描く、なんだかとぼけた姿のサカサムシも愛嬌あって笑っちゃいます。
でも、本当にこんなムシがいたら面白そうな・・・こわいような。
ちょっと試しに「サカサムシ」に刺されてみるのも楽しいかも!?
(磯崎園子 絵本ナビ編集長)
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