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日米友好の証として贈られる青い目の人形。壮行会が行われるサンフランシスコで母に会いたい。そのために学校一の手紙を書いて代表に選ばれるべく奮闘した少女の心の軌跡。
女の子にとっての人形とは、おもちゃではなくて、つらい時も支えてくれる友達。
日本とアメリカの平和の使者として贈られた青い目の人形、
戦争中には悲しい運命をたどりました。読みながら「りかさん」を思い出し、日本から贈られた人形、アメリカから贈られた人形、それぞれの国の少女たちの思いを考えました。
祖父母の家に預けられた少女の心の成長物語でもあり、途中スリリングな展開もあり、一気に読めました。
特に祖母の厳しくも暖かい姿勢は思春期のこどもを育てる親として参考になりました。 (はなびやさん 50代・ママ 男の子13歳)
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