セラフィナはキリンの女の子。
夏休み、セラフィナはおばあちゃんの誕生日をお祝いするために、ひとり列車に乗って、おばあちゃんの家までやってきました。
友達のうさぎのパトリックや、カンガルーのマゴー、カエルのブリルたちと一緒にバースデーケーキを焼こうと計画するのですが、みんなで町まで車で買い物にいく途中、川でタイヤが泥にはまったり、ブリルがケガをしてしまったり・・・。
子どもらしい思いつきと行動から、思わぬことばかり起こるのですが、アクシデントにリアリティがあり、はらはらと目が離せません。
セラフィナたちは、無事におばあちゃんの誕生日を祝ってあげられるのでしょうか?
作者、ロラン・ド・ブリュノフさんは、父親であり絵本作家のジャン・ド・ブリュノフが生み出した「ぞうのババール」シリーズを受け継いで描き続けている、フランスの絵本作家。
親しみやすいキュートなキャラクターたちと、
のびのびとした物語の展開の中でも、友達同士助け合って奮闘する場面があり、子どもたちは共感すること間違いなし!
大好きなおばあちゃんの喜ぶ顔が見たい!という子どもたちの純粋な気持ちは万国共通。オレンジと緑の配色も美しく、本棚に飾っておきたくなる可愛い絵本です。
(掛川晶子 絵本ナビ編集部)
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