このれっしゃは「まちの えき」発「つきの えき」行き。
途中で変身しながら、色々な駅に停車するというのですが・・・一体どういうこと!?
まずは普通のれっしゃで出発です。最初に停車するのは「もりの えき」。
運転手さんがボタンをスイッチ オン。
すると不思議、茶色の車体に、顔はクマ! 力の強いクマれっしゃに変身しちゃった!!
ページの上半分と下半分が分かれていて、順番にめくっていくと、変身する途中も楽しめちゃう。
さあ、あたりの景色が山から海へ。停車するのは「うみの えき」。
すると今度は海の上でもス〜イスイのぺリカンボートに変身です。
さらにさらに、今度は海の中にもぐると言うのです。海の底まで到着したら、「ちていの えき」。
その次は・・・? いったいどうやって「つきの えき」まで到着するのでしょう?
しかけのページは横に開いたり、縦に開いたり。
みんなの服装も背景だって、どんどん変わります。
「次はなにに変身するのかな?」
上からめくるのも、下からめくるのも自由です。めくり方次第でたくさんの変身が楽しめるのです。
子どもたちは、ページをめくるたびに想像をどんどん膨らませていくのでしょう。
こんなユニークなしかけ絵本を作ったのはしまだともみさん。前作『ドアをあけたら』も子どもたちに大好評。好奇心を刺激してくれる絵本2冊、合わせて楽しんでみてくださいね。
(磯崎園子 絵本ナビ編集長)
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