そおっと、そおっと もっていくよ。
小さな体、小さな手足でモノを運ぶ。 落とさないように、全神経を集中させて ゆっくり、ゆっくりと忍び足。
目的地まであと少し。 でも、気をつけて。
慎重にあるく目の前を かけぬけるネコちゃん、ころがるボール、 通せんぼするワンちゃん いろんなものがじゃまをするのです。
そおっと、そおっとね。 あっ とっとっと。おっとっと。
女の子は、つまづくことなく ケーキを運べたかな?
お手伝いをする子どもの一生懸命な様子、 思わず手伝いたくなってしまう危なっかしさ。 でも、最後までがまんして見守りましょう。 そんな子どもの一生懸命を応援する絵本です。 たんじあきこさんのキュートな女の子の 目線とつま先歩きがなんとも言えず可愛いです。
絵本の中の女の子になった気持ちで 親子で一緒に、「そおっと そおっとね。」と 声にだしながら読んでみたら 毎日の小さなお手伝いの意識もかわりそうです!
(富田直美 絵本ナビ編集部)
「そおっと そおっと もっていくよ」小さな女の子が一生懸命お菓子をはこぶお手伝い……。生活のなか、子どもがみせる何気ない仕草。そんな瞬間を、親子いっしょに大切にできますようにと描かれた新しい幼児絵本。
娘が1歳の時、大好きなりんごを運んでいたら落としてしまい、
ごろごろ〜と転がってしまいました。
「あー!りんごさん痛いって!ゆっくり、そっと運んでね」と言っても、
はしゃいでしまって”そっと”がなかなか難しかった時に、この絵本に出会いました。
可愛い女の子がケーキを運ぶ姿から
大事なものは”そお〜っと”運ぶということが分かったようで
それからしばらく大事なものを運ぶときは
「そーっと、そーっとね」
と教えてあげると
小さな声で
「そぉ〜っと、そ〜〜っと、そ〜〜っと」と自分で言いながら
一生懸命大事に運んでいました☆
思わず娘と絵本の女の子が重なって微笑ましかったです☆
ママも娘もお気に入りになった一冊です♪ (ふんわりうさぎさん 30代・ママ 女の子2歳)
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