雪がふりつもった翌朝、窓の外をみれば
どこもかしこも、まぶしいくらい、まっしろな雪の世界。
はずむ心をおさえながら、外にでてみると
雪でおおわれた一面の野原に小さな小さな動物のあしあと。
誰のあしあとかな?
どこまでつづいているんだろう?
気づくと、自然にあしあとを追っています。
雪の上にのこされた手がかりを
ゆっくりとたどってみると、そこには・・・。
まっしろな上質な紙の上で、
型押しされた動物たちのあしあとを踊るように指先でたどると、
まるで、雪原に残った本物の動物たちのあしあとを本当に追っているみたい。
白い世界の中、草や岩をめるくと現れる色とりどりの動物たち。
発見するワクワクとドキドキに子どもも大人も夢中になります。
これまでも、あっと驚くスタイリッシュで美しいしかけ絵本を
手掛けてきたアノニマ・スタジオから、素敵な絵本が届きました。
作者は、パリ在住イラストレーターのステフィ・ブロコリさん。
広げるとじゃばらになる雪原は、永遠と続く美しい白の世界を最高に演出します。
絵本ならではの紙の質感にこだわったギフトにぴったりの一冊。
冬のまっしろな雪の世界へ飛び出してみませんか。
(富田直美 絵本ナビ編集部)
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