カタッポとは、片方だけ落とされた手袋のこと。持ち主を探すため、カタッポたちは人知れず、駅の落とし物箱を抜け出しました。彼らをどんな運命が待っているのでしょうか? 本作は福音館書店創立60周年を記念した「絵本にしたいお話」原稿募集の採用作品です。新しい才能による、胸躍る物語をご堪能ください。
カタッポさんは、かたっぽだけ落とされた手袋のことです。
燃えるゴミとして処分されてしまうことを知ったカタッポさんたち
5人が、持ち主を見つけるために脱出します。
Kと書かれた茶色の手袋は、パンやでパンを買いに来たK君の
元へ、緑色の手袋はお洒落な女の人の元へ、ピンキーは、おじ
ぞうさんの手をあたためることに、デカさんは、カラスの子どもた
ちをあたためることになりまいた。そして、最後に残ったレッドは
毛糸玉になってしまったれど、編みなおされておじぞうさんの
帽子になりました。嬉しいことに、おじぞうさんの手には、ピンキー
がはめられてました。その上には、カラスの巣があって、デカさん
がいました。仲間と一緒で、嬉しくなりました。カタッポさんにして
しまった手袋・靴下・靴などの行方が、どうなったのかなあと思い
ました。 (押し寿司さん 60代・じいじ・ばあば )
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