冬のよく晴れた朝、遠くに山の姿がくっきり見えると、思わず声をかけたくなりませんか? 中でも富士山の雄大さは格別です。新聞配達をするお兄さん、畑に出たおばあさん、登園中の男の子……見る場所や時間によって、富士山は様々な顔を見せてくれます。静岡県裾野市在住の作家が、身近な感覚で富士山を描きました。
和尚さんが鐘を鳴らす時、
新聞屋さんが配達する時、
おばあちゃんが畑に出る時、
みんながそれぞれの朝を迎えているときに、
いつもそこにいる富士山に向かって、「おはよう」って
声をかけてるんだな。
そんな日常が、とっても、伝わってきます。
私の住んでいるところからは富士山は見えませんが、
朝、ふと顔をあげたときに、
鮮やかな朝焼けに染まる美しい富士山が目の前にいたら、
その日一日の活力がみなぎってくるんだろうな。
富士山の近くにお住まいのみなさんが、うらやましくなりました。
うちからは富士山は見えないけど、
スカイツリーは見えるよね!
なーんて、子供たちと話しました。
天気がよくてスカイツリーがキレイに見える日は、
なんとなく嬉しいものだけど、
でもやっぱり、自然の富士山には、負けたかな。 (ムスカンさん 30代・ママ 男の子7歳、女の子2歳、 )
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