こばとちゃんとあひるちゃんは、大の仲良し。
会えばすぐに、「一緒にあ・そ・ぼ!」。楽しいふたり遊びがスタートします。
すべり台では、ぶーぶごっこ。
「トラックだよ」とこばとちゃんが言えば、
「ばすだよ」とあひるちゃん。
あひるちゃんが「ごろん」と転べば、
こばとちゃんも「ごろんごろん!」
おいかけっこ、どろんこ遊び…
ふたりで遊ぶって何て楽しいんでしょう!
時にはトイレに行きたくなったり、取り合いっこも…
ふたりとも最後まで楽しい一日にできるかな?
『おすわりくまちゃん』はじめ「くまちゃん絵本シリーズ」で大人気のディヴィッド・ウォーカーさんの最新作は、外遊びを思いきり楽しむ子どもたちを描いた作品です。ふたりが次々に遊びを思いついて楽しむ展開に、ぐんぐんひきこまれますよ。「ぐるぐる、まてまて」「ぴしゃぴしゃぴしゃ!」言葉もリズミカルで、お子さんも一緒に遊んでいる気持ちになれそうですね。
ディヴィッドさんは、子育てをされた経験をいつも作品づくりに活かされているそう。こばとちゃんとあひるちゃんのやりとりは、幼い年齢の子どもそのもの。仲良く遊んでいたと思ったら、次の瞬間に転んだり取り合いになったり、変化いっぱいの子どもらしい時間が描かれています。パステル調の色合いに輪郭がくっきりしたタッチもかわいいですね。
絵本をたっぷり楽しんだあとは、こばとちゃんとあひるちゃんのように、外遊びもたくさん楽しめますように!
(長安さほ 編集者・ライター)
続きを読む