表紙にはお顔のついた「おてて」。このおててが一体なにをするのでしょう。タイトルから何となく想像つくような…? 読む前からワクワクしちゃいますね。
「くるよ くるよ こちょこちょさん」
きょとんとした表情で座っているあかちゃんの前に現れたのはこちょこちょさん。
…さあ、きた!
「こちょ こちょ こちょ こちょ」
絵本の中のあかちゃんの顔はとっても嬉しそう!
きっとそれを見ているあかちゃんだって同じ顔。
「あしを のぼって とこ とこ とこ とこ」
こちょこちょさんが2本の指で、あかちゃんの足をのぼっていきますよ。
なにが始まるかと言えば、やっぱり…
「こちょ こちょ こちょ こちょ」
ああ、可愛い! くすぐったい!
わかっていたって、大喜び。読んでいるあかちゃんの喜んでいる顔だって、すぐに想像できますよ。さらにこちょこちょさんは、まあるいおしりを追いかけて…。
絵本作家である、はたこうしろうさん・おーなり由子さん夫妻の子育て体験から生まれた「あかちゃんとのあそびえほん」シリーズの3作目です。親とあかちゃんのスキンシップの楽しさと大切さを伝えたいという願いがダイレクトに伝わってきますよね。
さて、最後は。
こちょこちょさんが……もうひとりきた!!
(磯崎園子 絵本ナビ編集長)
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