美味しそうな魚が並ぶさかなやさん。 ここの魚はいつもピチピチ新鮮でまるで生きているみたい!と大評判。 それにはどうも秘密があるようで。
お店が閉まって夜になると、お店の中ではひょっこりひょこひょこ。 「さあ しんだふりをやめるじかんが きたようだ」 魚が自由に動き始めます!? タコもイカも、マダイも、ひょっこりひょこひょこぬーるぬる… 店のシャッターを抜けて始めたのはなんと野球!かくれんぼ!?さらに…!!
なんてこと。 魚たちはみんな昼間は死んだふりをしているだけで、 夜にはこんな自由に素敵な時間を謳歌していたなんて。 それはもう驚きの連続です。 チームワークだってなかなかのもの。そして朝が来ればみんな大人しくお店に戻っていくのです。 こんな優秀なお魚たち、聞いたことありません。 ピチピチのはずです。新鮮なはずです。
でも、これは秘密にしておきましょうね。 美味しくて新鮮な魚がいなくなっちゃったら困ります。
力強くも愛嬌のある山口マオさんの絵がぴったりとはまる最高にユニークで思わずニヤリとしてしまう1冊です。
(磯崎園子 絵本ナビ編集長)
お昼は、お客さんでにぎわうお魚屋さん。そのお店も夜になってみんなが寝静まると・・・魚たちは、生き生き動きだします。そして、楽しく遊びはじめます。
さかなやさんの店に並んでいるさかなたちが、死んだふりをしているだなんて、想像できない発想でした。
夜中に生き返ったさかなたちが、もぞもぞ出てきたら、思わずさかな恐怖症になってしまいそうですが、夜空を游ぐところは夢がありますね。
山口マオさんの骨太な絵も印象的です。
七夕がらみの読み聞かせに、面白いかも知れません。 (ヒラP21さん 60代・パパ )
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