
庭に立つ1本のマロニエ。この木は、ひとりの少女が「隠れ家」で暮らすのを見つめてきました。木が語るアンネ・フランクの物語。木は強風で倒れてしまいましたが、その苗は今も世界中で大切に育てられています。平和への願いを灯しながら。

隠れ家生活を続けるアンネ・フランクが、自由な外世界の象徴として眺めていたマロニエの木。
他の絵本でも読んだような気がしますが、このマロニエが倒れてしまったこと、このマロニエの種や苗木が平和と自由のを伝えるために、生き続けていることを初めて知りました。
マロニエはただ見つめていただけだったけれど、きっとアンネの心の支えだったのでしょう。
マロニエは、アンネを助けることや、自ら活動することは出来なかったけれど、他の木には出来ない役割を与えられたのですね。
日本の、原爆や大空襲を伝えるために生き続けている木々とともに、心に刻みたいと思います。 (ヒラP21さん 60代・パパ )
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