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おばあちゃんちには、こわれたふりこ時計しかない。でも、おばあちゃんは、時計ならいっぱいあるよっていう。その時計って…? すぎてゆく秒や分や時間、かさなる週、月、年…。時計の中になんかおさまりきれない、ゆたかな“時”のすばらしさを伝える、美しくさわやかな絵本。
お年寄りが登場する作品を探していて見つけました。
長い年月を生きていたからこそ身についた、穏やかな世界の感じ方を孫娘と一緒にじっくりゆっくり感じることができました。
私は普段どちらかというとせかせかしているので、たまにはこのおばあちゃんのようにいちにちをゆったり過ごしてみたいです。
スティーブン・ランバートさんの絵が、おばあちゃんの語る「時」の刻み、季節の移り変わりを見事に形にしてくれています。
見ごたえのある優しい「時」の流れを、子どもたちがこの作品から感じられたら素敵だなと思いました。
小学校の4,5年生くらいからお薦めします。 (てんぐざるさん 40代・ママ 女の子17歳、女の子12歳)
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