年をとったおじいさんとおばあさんは、寂しいのでねこを飼うことに決めました。ねこを探しに出かけたおじいさんは、たくさんのねこであふれた丘にたどりつきます。しろいねこ、しろくろのねこ、はいいろのねこ、どのねこもかわいく見え、おじいさんはみんなを連れてうちに帰ってきます。でも、そんなにたくさんのねこは飼えません。そこで、おじいさんとおばあさんは、どのねこを家に置くかをねこたちに決めさせようとしますが……。
読み聞かせのお勧めリストには必ず入っている本ですし、石井桃子さんの訳なので、読んでみました。
本の見返しの部分の猫の絵や、白黒で描かれた本文の絵がとても斬新で素敵でした。
なるほど、これは読み継がれるのも当たり前だよね、と思っていたら、途中から展開に目が点になってしまいました。
あんなにたくさんいた猫が、消えてしまった・・・それで、「きっと、みんなでたべっこしてしまったんですよ」「おしいことをしましたねぇ」なんて、のんきな反応でいいの〜?
でも、大人がショックを受ける程には、子どもはひどいとは思わないみたいですね。
これが、子どもの本の不思議というところでしょうか。
自分でも子ども時代に読んでみたかったですね。 (金のりんごさん 40代・ママ 女の子12歳、男の子9歳、男の子7歳)
|