第1回ジュニア文庫小説賞《大賞》シリーズ
「じぶんは主人公になれない」と思っている女の子、ミサト。クラスに好きな男の子ができて、告白もしたけれど、「好きとか、よくわかんない」と答えをはぐらかされてしまう。だけど同じ班での修学旅行が始まり…。
ただいま片思い中の山内みさと、小学六年生。クラスのひょうきん者スガノを好きになり、春に告白をしたけれど「よくわかんねー」と言われ宙ぶらり状態。だけど最近はクラスメイトにないしょで毎週水曜日に電話をしていたり、ドキドキしている。「わたしのこと…気にしてくれているのかな?」期待して、間違っているかもしれない。でも期待しちゃう。そんななか同じ班で二泊三日の修学旅行が決まり、スガノから告白の返事をしたいと言われて――。
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