リスさんとゾウさんはドーナツが大好き。
「ドーナツやをひらこうよ。そしたらまいにちドーナツがたべられるよ」
リスさんのこの一言で、2人はドーナツやをはじめることになりました!
おいしそうなドーナツを山盛り作りましたが、だあれもお客さんが来ません。
ワゴンにのせて森に売りに出かけたところ、ゾウさんが大きな鼻でくしゃみをしてしまったからさあ大変。
ワゴンの上の色とりどりのドーナツがぜんぶ吹き飛んでしまいます!
どこへ行っちゃったの〜!?
飛んでいったドーナツを探しにいった2人。
見つけたのは、マフラーにしたり、みみかざりにしたり、マスクや浮き輪にしたり……。
ちょっと食べ物とはちがうスタイルで、ドーナツを楽しんでいる森の動物たち。
嬉しそうなみんなに「ドーナツを返して」とは言えず、ゾウさんとリスさんは「おわったらぜひひとくちたべてみて?」とおねがいをします。
からっぽのワゴンで帰ってきた2人ですが、翌日お店をあけると……!?
色とりどりのドーナツ、おしゃれな動物たちがかわいい!
リスさんとゾウさんはボーダーシャツに水玉ズボン、頭にはぼうしのペアルック。
「ドーナツやさん」のスタイルにわくわくしちゃいます。
まあるい生地をこんがりあげて、チョコレートやクリームで仕上げして……。
読めばきっとドーナツを食べたくなります。
ドーナツってこんなにしあわせな気持ちにさせてくれるものなんですね。
でもゾウさん、くしゃみはもうちょっとがまんして〜〜!
(大和田佳世 絵本ナビライター)
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