孤高の少女、ルミッキ。フィンランド語で“白雪姫”という意味をもつ名だ。
だが、そのイメージにはそぐわない風貌で、謎めいた過去をもつ。
親元をはなれ、一人暮らしをしている彼女はフィンランドのタンペレ市の芸術高校に通っている。
誰とも交わらず、いつも一人で行動するルミッキは高校の中でも異色の存在だった。
しかし、校舎内の暗室で、血を洗い流して干してある札束を目撃したせいで、犯罪事件に巻き込まれる。
事件の謎とともに、どんな状況にもひるまず立ち向かっていくルミッキの過去が徐々に明かされていく。
一気読み確実のスリラー。
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