”ねえ、「コワイ」って、もってる?” 「コワイ」を探しに出かけた子ネズミのミナ。 ライオンやカメに聞いても、答えはみつかりません—-
子ネズミのミナは、「コワイ」がどんなものかを知りたくなって、 さがしに出かけます。ところが、ライオンに会っても、スカンクや 長生きのカメのところへ行っても、さっぱり答えはみつかりません。 そして、さいごにヘビに出会うのですが……。
ドイツの語り部・シャミによる、 「こわい」という気持ちについてのユニークなおはなし。
子ネズミが「こわい」をさがしに出かけるお話です。
絵がリアルで、迫力があります。最後の方でネズミが本当に怖いものに出会ったときの絵は、見てる方もとっても怖かったです。最後はほっと安心する終わり方なので、小さい子も安心して読めます。
子どもにとっては「こわい」さえも好奇心の対象なんですよね。実際にいろんなことを経験することは大事なことだと思うけれど、見守る大人はどきどきします。子どもが経験を積んで一回り大きくなって帰ってきたとき、優しく出迎えてあげられる安心できる家を作っておきたいなと思いました。
親子でドキドキしながら楽しく読みました。おもしろかったです。 (じっこさん 30代・ママ 女の子5歳、男の子1歳)
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