おじいちゃんのくるまはおんぼろ。 まちをはしっていると他のくるまにどんどんぬかされるくらいゆっくりだけど、おじいちゃんはにこにこして運転しています。 ある日、長い長いのぼりざかでおじいちゃんのくるまがとまってしまいました。 かぞくみんなはぴっかぴかのくるまを買う相談をしますが、そこにおじいちゃんはいなくて・・・。
たったひとり夜空を見上げるおじいちゃんの、文字のないページがじーんときます。 思い出がつまった古い自動車をほんとに愛していたんだなあ。
それにしてもくるまのおんぼろぶりときたら・・・ 「かぜがつよいひは、やねがとんでいきます」 「スピードをだしすぎると・・・タイヤもはずれます」 で子どもたちは大笑い。 『うちのかぞく』シリーズの一冊。 ひょうひょうとした絵柄がぴったり!
(大和田佳世 絵本ナビライター)
ひろみちお兄さんのオススメ絵本! 保育業界で大人気のたにぞうこと谷口國博と、多くのファンを持つ絵本作家・村上康成のコンビ作第3弾。今回はおじいちゃんが主役の、おもしろくて、かわいくて、とってもあったかいお話です。
おじいちゃんの車はおんぼろ。
おじいちゃんが雨の日、車の中で傘を差しながら乗っているのを見て、息子と笑ってしまいました。
おじいちゃんの車には、家族との素敵な思い出が詰まっていて、おじいちゃんはその思い出を大切にしているのだと思うと、ホロリとしました。
おじいちゃんがいつまでも元気で、車も壊れないでいてほしいなって願って読んでしまいました。 (はなびやさん 40代・ママ 男の子6歳)
|