なかのよい兄弟のチョルとトルは,それぞれおたがいの生活を思い,夜になるとこっそりとおたがいの庭に稲たばをおいてくるので…。
朝鮮の昔話です。
家族のきずなを大切にする国の、あたたかさが描かれています。
チョルとトルの兄弟は、互いに助け合って畑仕事をします。
秋には、みごとな稲が実りました。
それぞれ、刈り取った稲を高く積み上げて、一服しながら考えます。
結婚したばかりで、お金がかかるだろうからと、兄は自分の稲たばを弟の所へこっそり運びます。
子どもにもお金がかかるだろうと、弟も自分の稲たばを背負って、兄の所に運びます。
いつまで経っても、お互いの稲たばはへりません。
絵の色あいがとてもきれいです。結婚式のページは、特に美しいです。
隣国の文化を知ることは、大切だと思います。
アジアの絵本をもっともっと、子どもたちに読んでもらいたいです。 (おるがんさん 40代・ママ 女の子13歳、男の子11歳)
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