アンデルセンの物語がなぞなぞに!
見開きごとに1つの物語を扱い、右ページには絵、左のページにはなぞなぞが5問。 物語に関連したなぞなぞなので、物語を知っていれば答えがわかりますし、もし物語を知らなくても、絵から答えを探すことができます。
「おやゆびひめ」「マッチ売りの少女」など定番のおはなしから「すずのへいたい」「いつつのえんどうまめ」など玄人好みの作品まで、10作が取り上げられています。 5つの問題を読むとおおよそのストーリー展開がわかるのですが、「この話はどうなるんだろう」ともっと詳しく知りたくなってきます。 そういう意味では、アンデルセン童話への扉のような役割もあるかもしれません。
そしてもう一つの魅力は、なんといっても言葉のセンス。 言葉遊びの名手・石津ちひろさんが紡ぐ「なぞなぞ」は、問題文でありながらそれぞれが一編の詩のよう。 なぞなぞの文を読んでいるだけでも、楽しく、そして心地よくなってくるから不思議です。 南塚直子さんが描く優しくて繊細な絵も魅力的で、いつまでもいつまでもずっと読んでいたくなるような絵本です。
(洪愛舜 編集者・ライター)
大好評の、絵の中からなぞなぞの答えを見つけだして遊べる絵本のシリーズ第3弾です。見開きごとに、「おやゆびひめ」「にんぎょひめ」「はだかのおうさま」「みにくいあひるのこ」などのアンデルセンのお話の絵が描かれています。なぞなぞを読めば、ストーリーもつたわってきて、なぞなぞを解きながらお話の世界も楽しめます。なぞなぞはぜんぶで50問、アンデルセンのお話は10話、1冊にぎっしりはいっています。
アンデルセンの物語を描いた絵の中に、なぞなぞの答えが隠れ
ています。色彩も綺麗で素敵です。
おやゆびひめ
みにくいアヒルのこ
ちいさいイーダのはな
ゆきのじょおう
いつつのえんどうまめ
はだかのおうさま
マッチうりのしょうじょ
すずのへいたい
そらとぶトランク
にんぎょひめ
なぞなぞは、各お話に5問ありますが、読んでいなくても
物語がわかりますが、また確かめるために読んでみたくなり
ました。なぞなぞの答えは、後ろに載ってます。 (押し寿司さん 60代・じいじ・ばあば )
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