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グレッグのダメ日記 にげだしたいよ

グレッグのダメ日記 にげだしたいよ

  • 絵本
  • 児童書
作: ジェフ・キニー
訳: 中井 はるの
出版社: ポプラ社

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税込価格: ¥1,540

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のびのび読みポプラ社

作品情報

発行日: 2017年11月
ISBN: 9784591156223

出版社のおすすめ年齢:2・3年生〜
A5変型判/209mm x 147mm/223ページ

この作品が含まれるシリーズ

出版社からの紹介

冬休みに南の島のリゾートに行くことにしたグレッグの家族。寒さやストレ
スからのがれ、いやされたいと思っていた。ところが、そこは楽園かと思い
きや、ひどい日焼けをしたり、おなかをこわしたり、危険生物がいたり、と
バカンスはめちゃくちゃに……!?

ベストレビュー

南の島なんか、最悪だ。

【内容】
グレッグのダメ日記、第12弾。
クリスマスに南の島へ家族旅行に行くグレッグ一家。うちでいつも通りのクリスマスを過ごしたい次男のグレッグは、いやいや両親の決定に従い、大嫌いな飛行機に乗り込むが…
毎ページ、とんでもないトラブルが起きる、愉快な家族の絵日記。

【感想】
グレッグ(次男)のダメさ加減が半端じゃない。家族は父、母、長男、次男(グレッグ)、赤ちゃんがいるが、全員曲者。自分のやりたいことを全面的に主張して、それが正しい事だと信じ切ている。家族を持つと、いろんな苦労が発生するな、とよくわかる。皮肉とユーモアがたっぷりで、トラブルばっかりで、ぜんぜんいい事がない。全員がトラブルの原因になっている。
アメリカの雰囲気が感じられる(両親が場所をはばからずイチャイチャしていたり)。母がクリスマスカードに家族の写真を使いたがり、執念深くいい写真を撮ろうとするのが大迷惑。父親は自分だけ飛行機のファーストクラスに乗っていて、他の家族がエコノミークラスで窮屈な思いをしているのは全く無視。兄は、旅行先であばずれ女に引っかかり、赤ちゃんは存在そのものがトラブル…不思議なくらい、この作品にでてくる赤ちゃんは、よく書かれていない。作者は赤ちゃんに個人的な恨みでもあるのだろうか。しかし、赤ちゃんが周りの人に迷惑をかけてしまうのは仕方ないことだが。容赦なく、家族のダメな部分、情けない部分を描いている。いい作品だと思う。ダメな人しか出てこないところが最高だ。

この本を読んで、子どもの頃は海外に家族旅行に行く友達がうらやましかった事を思い出した。いやいや、ぜんぜんうらやましくないな。こんなにトラブルばかりなら、どこにも行かない方がましだなあ。
(渡”邉恵’里’さん 30代・その他の方 )

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