雨の日、お部屋で退屈していた子どもたちのところに、にじいろ電車がやってきました。みんなを乗せると、電車は空へと舞い上がります。穴あきのトンネルをぬけると…あら不思議。いろんな場所へ旅をする楽しい乗り物のしかけ絵本です。
ある雨の日のお絵かきの時間。「ガタタン、ゴトン!」幼稚園のテラスに虹色の電車がとまりました。じろうくんが描いていた電車でした。大喜びで、こどもたちは電車にのりこみます。おどろく先生ものせて、さあ出発!!!つぎつぎと入るトンネルの向こうには、子供たちの描いた絵の世界が広がります。「私のかいたおうち!」「僕のかいた海の中!」「宇宙だ!」旅の終わりに、電車は幼稚園に戻りました。電車を降りた空には、ちえちゃんが描いた大きな虹がうかび、虹の線路を電車がわたっていきました。鮮やかな色彩と電車の躍動感が、聞いているこどもの夢見る心とワクワク感を盛り上げます。こどもたちは、本にだんだん近づき、絵を指さして、次々と描かれるものを追いかけました。「絵を描いたら、電車来るかな?」という子もいました。さて、こどもと先生、合わせて7人。そして、それぞれの着ている洋服の色。このしかけにも気が付くかな? (はこちゃんぐーぐーさん 50代・ママ )
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