ある森にいばりんぼうのカラスがいました。あるとき近くのカナリアに家があるのにカラスには広い森だけだと不平を言い始めます。カラスの願いを聞き入れるために、フランシスコ様が黙ってかごを用意してくれました。日がたつにつれ、カラスはそのかごが窮屈でたまらなくなるのです。すずめのはからいでカラスは外に出ることができました。そこで初めて自由のすばらしさと優しい心、ひとをうらやましがってもしかたのないことを知ります。そんなカラスの姿からは、大人も学ぶべきことが多いと感じることができる一冊です。 (ひこうき雲さん 40代・ママ 男の子8歳、女の子8歳)
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