「お菓子はおいしい」
…そんなのはみんな知ってるよね。
でもね、ここに登場するのは「かわいいおかし」ばかり。
どういうことでしょう。
最初に登場するのは、はむはむ食べたい『たい焼き』。
鯛の形をしてるからたい焼き。改めてみると、やっぱりかわいい。
中身はぎっしりあんこです。
続いてカメの形をした『カメロンパン』に、鳩の形をした『鳩サブレー』。
あ、これ知ってる、知ってる!
さらに登場するのは、とっておきのかわいさ。
白鳥の形が優雅な『スワンシュークリーム』。
いちごも一緒に、もぐもぐもぐ。
ああ、食べたい。
こうやって見ていると、子どもたちがお菓子に夢中になるのは、味だけじゃない!というのがよくわかってきますよね。だって、とっても魅力的。まず形を見てキュンとして、それをぱくぱく、もぐもぐ、さくさく思いっきり食べる。触感だって大事なポイントです。
最後は、パパやママだって懐かしいあのお菓子。
「いただきまーす」
あと一枚。いや、もう一枚…あれ、とまらない?
そう、実は大人だってわかっているんです。魅惑のお菓子の絶対的な力をね…。
(磯崎園子 絵本ナビ編集長)
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