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「いろいろなおしらさまが、いろいろな暮らしの中にいる。」 馬と娘が愛し合って夫婦になった。許されない恋の結末は......? 男女一対の神像「おしら様」には、さまざまな不思議な話や悲劇が語り継がれている。イラストレーター伊野孝行が自在に描く、全く新しい「おしら様」がここに誕生!
おしらさまって、他の地域でいうところの「お蚕様」の事かと思いきや、この遠野ではそれだけではなく、馬の神様であり、一軒一軒の家を守る家の神様でもあって、その家の今後のことを占ったりするらしいです。
ただ、馬や人型をした神さまの人形をどのようにすると占いが出来るのかは紹介されていませんでしたので、詳細は分かりませんが、遠野の家々では、おしらさまに言われたことを守らないと大変なことになったらしい、というのは伝わってきました。
短いセンテンスのお話がショートショートで紹介されていました。
高学年以上のお子さんたちになら読み聞かせ出来そうです。
わたしは、最後の話「竹原という家の話」が一番面白かったです。 (てんぐざるさん 50代・ママ 女の子23歳、女の子18歳)
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