ポロシリ山の赤てんぐは青てんぐにいばってばかり。ある日、青てんぐが「チチン プイプイ オッペケペ…」と鼻をもむと、鼻はするすると、野をこえ、田んぼをこえ、お城の中までのびていった。お城の女中が物干し竿代わりに着物を掛けたから、青てんぐは立派な着物を手に入れた。それを見た赤てんぐがまねをして鼻をのばしたら…。抜きの効果で、呪文とともにてんぐの鼻がぐんぐんのびて見えるのが楽しい紙芝居。
てんぐの鼻は便利なようで、伸ばしすぎには危険もいっぱいですね。青てんぐには見返りがあったけれど、赤てんぐはさんざんでした。 妙な意地の張り合いではなく、仲良く暮らすのが一番だというお話。 のびた鼻がどうなったかはお楽しみです。
子どもたちにウケそうな紙芝居です。 (ヒラP21さん 60代・パパ )
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