忍者になることを夢見るじんた君。
そんなじんた君の前に、ちょっぴりドジでお調子者のにんじんじゃが登場!
そもそも忍者ってなあに? という基本を学びましょう。
忍者とは、とのさまの秘密の家来なんです。
正体がばれないようにとのさまをまもるのがその任務。
時にはとのさまのために敵と戦うこともー―!
そのためには、修業が欠かせないのです。
たとえば歩き方もたくさんあるんですよ。
音を出さないように歩く、遠くまで歩く、人に見つからないように、せまいところに隠れながら歩く……など、忍者に必要な歩き方をにんじんじゃがやって見せてくれます。
具体的にどうやるのか、どういうことに気をつけるのかも書いてあるから、読んでいるうちに自分でもやってみたくなってきます。
手裏剣、鎖つきの鎌、まきびしなど、武器の使い方の解説は、ドキドキします。
初めて見たよ!という、昔の武器もあるのではないでしょうか。
手裏剣もいろんな形のものがあって、大人も発見がありおもしろいのです。
忍者といえば、忍術。
分身の術、火や水、土などを使って敵から逃げたり隠れたりする術も紹介します。
そんなことできるの!?と、とっても難しそうだけど、とにかく修業あるのみ。
道具を使いこなしたり、時には戦わないということを決めるのが大事だったり、にんじんじゃが教えてくれることは盛りだくさん。
忍者って臨機応変でなくてはならないし、たくさんの知識も必要なのですね。
カッコよくお手本を見せてくれるにんじんじゃですが、手裏剣はあんまり飛ばないし、石を割った!と思ったら何とこんにゃくだし、じんた君にもつっこまれまくり。修業中のふたりのやりとりがおかしくて、笑ってしまいます。
この本を読むと、実際に修業したくなってしまうかも!
親子で忍者修業に挑戦してみるのも、この絵本をきっかけに忍者のことを調べてみるのも、おもしろいかもしれません。
(絵本ナビ編集部)
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