
現代の子どもたちがなかなか聞くことのできない戦争のお話を体験者に取材した絵本。宮城県の農家の少女はるこの生活は戦争でがらりと変わる。男手が出征した家の手伝いや桑の繊維とりの毎日。見慣れた松並木も切り倒され、町の風景はいつしか姿を変えていた。

以前、仙台にも空襲があったのだと知っていたとはいえ、宮城県南部に住んでいる人々もこのように戦争の影響を受けたことを知りました。
のどかな田園風景も、海辺の風景も、人々の素朴な気持ちも、戦争は変えてしまったのですね。
人々の醜い様には心が傷みました。
飛行機の燃料にと伐採された松に意味はあったのでしょうか?
実際の話だけに、1本だけ残った松は東日本大震災ではどうだったか、そんなことも気になりました。 (ヒラP21さん 60代・パパ )
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