信田家の子どもたち、ユイ、タクミ、モエには、重大な秘密がある。それは、三人のママが、じつはキツネだということ。ママの親族のキツネたちがやっかいごとをもちこむので、一家はしょっちゅうトラブルにまきこまれている。 今回は、ユイがお菓子の家≠フ夢を見たことからはじまる物語。ユイの夢に出てきたのは、森の中に建つとんがり屋根の一軒家。おとぎ話に出てくるようなかわいい家だ。その夢を見てから、ユイが体験するふしぎなできごと。一家にとってのトラブルメーカー、夜叉丸おじさんも夢の中に登場して、物語は思ってもみない展開に。
前作は魔法でカエルの姿に変えられてしまった誰かさんたちがいたので、前半カラスが登場した時、これは誰かがカラスの姿になってしまったのかな?と、ずっと気にしながら読みました。
ユイたちが夢の世界に閉じ込められ、夢とわかっていても覚めることが出来ないもどかしさが伝わってきました。
あとがきで富安陽子さんが次回作について書かれています。
大好きなシリーズなのでとても楽しみです。 (みいのさん 60代・その他の方 )
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