
現代の子どもたちがなかなか聞くことのできない戦争のお話を体験者に取材した絵本。広島に原爆が投下された朝、町の家屋を取り壊す作業をしていた十二歳のモリオ。家族は彼を見つけるため、瓦礫の広がる街を探し続ける。二日後、彼を見たという知らせが届く。

8月6日の広島には、いろんな悲劇が有りました。
それを伝えられる人は、どうしても語り継ぎたい思いを持っているのでしょう。
当日のこと、行方不明になったモリオくんの動向を追いながら懸命に探す家族、淡々と語られるだけに放心状態の数日間が響いてきます。 (ヒラP21さん 60代・パパ )
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