おなべさんとおたまちゃんは、一緒に旅をしています。
その途中に立ち寄った町で、ふらふらと川に落ちそうなおすもうさんに出会いました。
どうやら、相撲部屋にどろぼうが入って、
食べものまですっかり盗まれてしまったそう。
それを聞いた近所の商店街のみんなが、「おれたちに まかせときな」と。
八百屋に魚屋、肉屋などなど、みんなお店の自慢の食べものを持って集まってきました。
たちまちおいしそうな食べものでいっぱいになった相撲部屋、
ここからがおなべさんとおたまちゃんの出番です。
ふたりはものすごいスピードで料理を始め、
おすもうさんたちもお餅をついたり、餃子をつくったりお手伝い。
準備が整うと、「そりゃー!」
おなべさんの熱い思いが、お湯をふつふつと吹き立たせ、
おたまちゃんも手際よく具を入れて、ふたをしました。
「よーし、そろそろいいぞ」とふたを開けると……。
「キャベタマたんてい」シリーズや「おばけずかん」シリーズなど、数多くの人気作品のイラストを手がける宮本えつよしさん。この作品では文章を担当し、「おなべさん」と「おたまちゃん」という、美味し魅力的なキャラクターを生み出しています。
そして、「フンガくん」シリーズでおなじみの国松エリカさんが描く、見開きいっぱいに描かれたお鍋の絵は、本当に湯気が出てきそう。
おすもうさんたちを元気にして、旅を続けるおなべさんとおたまちゃん。
次はどこに行って、どんなお鍋を作るのか、シリーズ化も期待される作品。
寒い冬にぴったりの絵本です。
(絵本ナビ編集部)
続きを読む
諸国津々浦々、お料理修行の旅がらす、おなべさんとおたまちゃん。あるところで、おなかをすかせてふらふらしているおすもうさんを
助けます。事情を聞いてみると、なにやら弱小相撲部屋には理由がありそうで……。
おなべさん、料理人魂の熱い蒸気が吹き出します。さあ、商店街のみんなの食材の協力を得て、おなべさん自慢のちゃんこ鍋を
振る舞いますよ!
白いゆげがほこほこ、いろんな食材がどかっと入った美味しいちゃんこ鍋。さむーい季節のうれしいご馳走です。
さあ、絵本の前のみなさんも、さあ、絵本の前のみなさんも、あったかお鍋を囲んで、絵本の世界に浸ってくださいね!
続きを読む