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本好きの達輝はクラスでは目立たないが、図書館では本の知識や紹介で大活躍。「学校とキャラ違くない?」と彩友に驚かれ、「本探し」を頼まれる。サッカーが上手い令央が図書館で天井を見上げて座っているのを見た達輝はスポーツの物語を薦めてみる。貸した本を汚してしまった令央が謝り「もう図書館に来ない」と駆け去った後、思わぬ事情を知った達輝は…。本にしか興味のなかった達輝の、ひと夏の出会いと友情の物語。
一昔前の「サビの歌詞がそのままタイトルになってる・・」じゃないけど
内容と違わぬ、イメージ通りの内容のお話でした。
小学生の男の子が、
夏休み中にすごした図書館で、
本だけでなく、いろんなものを見つけます。
友情、家庭環境の問題、もちろん、素敵な本との出会い・・。
こんな図書館が近くに会ったらいいなぁと思うような
素敵な図書館で、
そこにいる(描かれている)司書さんが、また素敵なんです。
その司書さんの
「図書館に来る人が本に興味がなくてもいいと思ってる。
それでもここにたくさんの本があることがとても大事」
というセリフは、とても光ります。
『そこに本がある』
それは、いろんなものへの出会いの扉が、そこにあるということだと思う。
いつもそこにあって、どんなときにも迎え入れてくれる存在を感じました。
図書館利用の指南書にもなりそうな一冊です。 (やこちんさん 50代・ママ 女の子15歳)
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