めんたいこたろうたちの夢は、「しろめしやま」のてっぺんにのぼること。
目の前にドーン!とそびえる、「しろめしやま」。
てっぺんから、たくあんブラザーズが「ポーポポポポ。ポーリポリ」
めんたいこたちには登れないさと笑っています。
「みときんしゃい! のぼってみせるばい!」
めんたいこたちは、てっぺんをめざしますが、ふにゃふにゃしていて、なかなか登れません。
「くやしかー!」
次の日、特別に大きな伝説の「しろめしやま」が現れました。
先に登りだしたたくあんを、めんたいこたろうが追いかけます。
ところが、ふりかけの吹雪や、納豆の道、転がってくる梅干しなどが、次々と行く手を阻みます。
「まけんばい!」
めんたいこたろうは登りつづけます。
てっぺんまで無事にたどり着けるでしょうか?
博多弁が軽快な、めんたいこのお話。作者はめんたいこの名産地、福岡県出身のはしもとえつよさん。『おおいなるだいずいちぞく』など、食べものたちが大活躍する作品を描いています。
ほっかほかに盛られた白飯や、ピンク色でぷりぷりのめんたいこたち、見ているだけでお腹が空いてくる一冊です。
「のぼってみせるばい!」や「まけんばい!」といったセリフから博多弁をマスターして、家族みんなで「きもちよか〜〜」と声に出してみてはいかがでしょう。
(絵本ナビ編集部)
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