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イタリアが生んだ世界的デザイナー・ムナーリによる木の描き方の本。いくつかの原則を基にユーモアをまじえて展開。新しいものの見方に気づかせてくれる。
絵本ばかりでちょっと食傷気味だった時に、まあ、これも絵本なんですけど、ちょっと息抜きがてらに読んでみました。
色々なメソッドが紹介されていて面白く、ちょっと木の絵をかいてみたくなりました。
特に気に入ったのが巻末の言葉、
完全なものは美しいが、ばかげている、
完全なものをつくりあげたら、
あとはそれをこわしてしまえ
恐らくいろいろな芸事に通じる言葉でなないでしょうか。
私は、この言葉の意味を自分のものにする、自分の個性を発揮することだと思っています。
色々な事を教わっても、ただ同じようにやるのではなく、自分のうちにいれて咀嚼し、個性へと変貌させる。
そういうことができるから人間としての価値がでるのかな、と思っています。 (アマアマ47さん 40代・ママ )
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