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船乗りになりたくてたまらないチムは、こっそり船に乗り込み、船員として働き始めました。長い間子どもたちを魅了してきた海洋冒険絵本シリーズの第一作。新規製版で甦りました。
船乗りになりたくてたまらないチムは、こっそり船に乗り込み、船員として働き始めました。つらい仕事をこなしながら信頼をかちえていくチムでしたが、嵐で船は座礁してしまいます。とり残されたチムと船長が、これを最後と覚悟した時……。「やあ、ぼうず、こっちへ こい。なくんじゃない。……なみだなんかは やくにたたんぞ」 成長することへの子どもの憧れと、それに応えようとする、まぶしいほどの大人の輝き。作者35才の時、心をこめて5才の息子に語った作品です。 イギリスの国民的イラストレーターであるエドワード・アーディゾーニ。その生誕100年を記念して企画されたチム・シリーズ全11巻の新装版第一弾。1963年に小社から刊行されて以来、ロングセラーを続けている同名の本を新規に原画から製版しています。
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兄が3歳の時に、図書館で「読んで」と持ってきたのが最初でした。大きくて文章も長くて、本格的な海洋冒険を最後まで聞いていました。読んでた私のほうがはまってしまい、シリーズで読もうとしたら、おもしろいと言っていたはずなのに「それはいい」と断られてしまい、もう少し大きくなって自分の体験がもっと増えたら、おもしろさも倍増するだろうと、泣く泣くそれまで読むのを我慢していました。
5歳になったしもうそろそろいいかなと思い、夏休みに思い切って借りてくると、思ったとおりこのチムシリーズが大好きになり繰り返し読んでいました。
主人公のチムが、まるで自分であるかのようにお話にのめりこみ、ロビンソン・クルーソンや一五少年漂流紀など、小学生になったら絶対に読んで欲しい本の幼児版に、親子で楽しめる絵本です。 (やっちょとやまちゃんさん 30代・ママ 男の子4歳、男の子3歳)
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