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ゆりの木荘の子どもたち

ゆりの木荘の子どもたち

  • 児童書
作: 富安 陽子
絵: 佐竹 美保
出版社: 講談社 講談社の特集ページがあります!

税込価格: ¥1,430

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作品情報

発行日: 2020年04月15日
ISBN: 9784065187494

出版社のおすすめ年齢:低学年〜
130ページ

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出版社からの紹介

ゆりの木荘は、100年以上も前に立てられた立派な洋館。いまは有料老人ホームになり、サクラさんやモリノさんたち、6人の老人が住んでいます。春風が吹くある日、サクラさんはだれかが歌う手まり歌──時々聞こえる歌──を耳にします。モリノさんにいわれるまま、サクラさんがその歌を口ずさんでみると、ふたりは突然、子どもになってしまいました。そう、87歳のおばあさんではなく、10歳ばかりの女の子に……。
それは、77年前の約束のために、「あの子」がサクラさんたちを呼び寄せたからでした……。

ベストレビュー

ほんわかと温かいノスタルジー

導入部を読んで、「どんな魔法が飛び出すのかしら?」と思っていたら、思ってもいない方向に話が展開してびっくりです。
でも子供達(本当はおばあちゃん達)が、何故そうなったのかを真剣に考えたり、思い出を話したりしている様子が郷愁を誘う・・・というか、ほんのり懐かしい気持ちにもなりました。

子供らしい思い出の中に戦争が影を落としているところには、多くを語らずとも、おばあちゃん達の子供時代の大変さを感じさせ、そんな中を生き抜いてきた強さも垣間見えます。

時を超えたファンタジーはノスタルジックさ満載で、でも柔らかい空気に包まれ、ほんわかとした温かい気持ちになりました。
(hime59153さん 40代・ママ 男の子9歳)

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