ページをめくるとひろがる、美しい色。色のイメージから生まれた、情緒あふれる詩。独特の表現が美しい、詩と色彩の絵本です。
微妙な濃淡とかすかな模様が描かれた色。あたたかい、懐かしい、寂しい…。しばらく眺めていると、ひとつの色の中にさまざまな印象が浮かんできます。美しい詩の世界も、色のページをどのように感じるかによって、まったく違った印象になるでしょう。
小さな子どもたちから大人まで、あらゆる世代の人々の感性に訴える、深い魅力を持った作品です。
絵本を開くと、右側は、ただ一色で塗られています。左側には、その色の、詩(うた)が書かれています。詩を読みながら、そのテーマの色を見ていると、頭の中いっぱいに、その色が広がります。大人も、心がリラックス出来る一冊だと思います。 (OPENさん 30代・ママ 男の子10歳、女の子4歳)
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