ぶるるん、ぶるるん、わんわんバスが町のなかを走ります。「ぼくものせて」と待っていたのはブタさんです。いろんなお友だちが次つぎに乗ってきて、バスはとってもにぎやか。次に「ぼくものせて」と待っていたのは…。盲目の画家・エムナマエさんとベストセラー絵本作家・きむらゆういちさんの友情が紡いだ絵本第3弾です。
小さい子向けのおはなし会用にセレクト。
わんわんバス、という犬型のバス、というのがなかなか斬新です。
しかも、まず、いぬくんが乗車、というのもユニークです。
そして、バスですから、次々と動物たちが乗車、だんだんと鳴き声が増えていくのが愉快です。
この繰り返しと鳴き声の積み上げが、小さい子にもツボでしょう。
さあ、難所の上り坂で、まさかのぞうさん乗車!?
ハプニングが、まあるく収まるのもお見事です。
きむらゆういちさんお得意の軽快なストーリーに、エムナマエさんの独特の画風がいい感じです。
たっぷりと鳴き声を味わってほしいです。 (レイラさん 50代・ママ )
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