「私は食べ物を捨てたりしないから、あまり関係ない」もしかしたらそう思っているかもしれませんね。 コロナウィルスで私たちの生活は一変し、将来、「食べ物がある」ことが当たり前でなくなるかもしれません。 まだ食べられるのに捨てられてしまっている現状を考えます。
多くの食品が捨てられている写真を見て心が痛むといったレベルは、すでに超えてしまったように思うのです。
ものが潤沢にあったときには、食品ロスは捨てられた先の処理の問題が大きかったのです。
捨てられた食品が環境に及ぼす影響を考えることを求められていたように思います。
ところが、度重なる災害による食品不足、温暖化による食材状況の変動、戦争その他が及ぼした海外からの供給システムの変貌、それらのことによる物価高騰と、自分を取り巻く環境が真綿で首を絞めるように迫ってきたのです。
そう考えると、生活工夫が必要だという危惧を前に、食品ロスを考えなければいけないところまで来ているのです。
頭で考えるよりも、視覚的に訴えてくるこの本はインパクトがあります。
大人こそ考えなければいけない問題かも知れません。
捨てられていくものの中に、大きな可能性が残っているように思いました。 (ヒラP21さん 70代以上・その他の方 )
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